2018年10月24日水曜日

後遺症をマッサージで癒す

日が空きましたが、前回の続き・・・



16歳の春、バイクの後ろに乗って国道を走っていたら、

合流車両とぶつかり、空高く飛びました。

空を飛んでる最中は、一瞬だったはずなのに、

凄く時間が遅く感じて、宙を舞ってる際、先祖のお墓が見えて、

「あぁ~私もここに入るんだな、お母さん怒るだろうだな~」

背中からドン!!って落ち、バイクを運転してた友達は前にいて、

20m位後ろに私がいました。

履いていた制服は大きくサイドスリットが入って、

身体のあちこちが痛く、1番痛かったのは前の首、

ガラスが刺さってるかのように痛くて、怖くて触れず、

駆け寄って来てくれた通行人に「すいません、首にガラス刺さってますか?」と聞きました。 

「大丈夫よ、傷もないわよ」

えっ!絶対ガラスあるはずと、そっーーと触ってみたら、

本当に何もなっていなく、何でこんなにピリピリ感があるんだろうと思いました。

間もなく救急者が来て怪我を確認され、

後頭部に大きなコブが出来てて、

救急隊員に「あー、傷開いてくれてた方が良かったのに」と。

全く意味が解らず、そんな顔してると、

「内出血してると危ないんだよ」って。

交通事故の状態を無線で聞いて駆けつける救急隊、そんな救急車の中はタンク2台だけの

空っぽでした。

初めて乗った救急車でしたが、救急隊に「何も処置できないな~、事故の状況聞いて

ほぼ即死だろうなって思って、何も持って来なかった」と。

病院に着き友達は鎖骨骨折と膝を縫う処置室に、

私はCT室に運ばれ、色々チェックされましたが、「むち打ち」と診断され、

廊下に出ると母が何とも言えぬ顔で、

私が背負っていた皮のリュックを持って立っていました。

皮のリュックはズタズタでもう使えないほど傷ついていました。

そのリュックの中から母が出してきたのは、8㎝幅のしっかりしたお弁当箱、

それが綺麗に真っ二つに割れていました。

「これがあなたの背骨を守ったのよ、本当なら背骨がこんな風に折れてたのよ」

この時に、私は死ぬレベルの事故だったんだ~、だからあの時にお墓が見えたんだ。
と思いました。

友達は2ヶ月入院。

私はいつもは背負わないバックにたまたまお弁当箱が入ってて、

クッションになってくれたんだ~と、

これから始まる後遺症の事など考えずに、

その日に家に帰れて、命が助かった事、むち打ちだけで済んだ事を、

「ラッキー」と軽く思ったのを覚えています。


To be continued





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